貝塚市脇浜2(平成18年1月3日)
この神社は湾岸4号線・貝塚出入り口ICのすぐ南に鎮座しています。
地図には高龗神社とありますが、社号標には「脇浜戎大社」と「高龗神社」とが、併記されていました。これは網曳御厨の守護として創祀された戎社が、明治時代に高龗神社に会わせ祀られたからですが、その後も、御厨の戎様は泉州地方の人々から「脇浜のえべっさん」と呼び親しまれているそうで、私達が参拝したときにも沢山のお年寄りが参拝にいらしてました。
境内案内板には、「高龗神社は海神である高龗大神を祭り、八大竜王社とも呼ばれる。創建は不明であるが、古来より雨の神として崇敬され、かんばつの年に祈れば必ず霊験があるとされている。当社の沖合八町(約800m)ほどの浅瀬に竹を立て、老若男女が雨乞い踊りを奉納したといわれる。脇浜戎大社は事代主命を祭り、「脇浜のえべっさん」として「今宮戎」「西宮戎」と並び商売の神として信仰を集めている。次の各社が当社に合祀されている。鹿島神社・八幡神社・大神社・市杵島神社・戎神社(以上脇浜より)。厳島神社・八坂神社・八坂神社・八品神社・菅原神社(以上畠中より)。嘉治穂神社・出口神社・鹿志摩神社(以上加治より)。八坂神社・春日神社・神前神社(延喜式内社)(以上神前より)」とあります。
毎年9月22日には古式ゆかしい高龗大祭が行われ、また1月9〜11日には泉州最大の正月行事「脇浜のえべっさん」の大祭が執り行われ、無病息災を願い炭火の上を歩く火渡り修行のほか、柴灯大護摩供や神楽の奉納が行われ、招福を願い福笹を求める参拝者で賑わうそうです。