茨木市五十鈴町9-21(平成24年1月4日)
東経135度35分29.27秒、北緯34度48分34.97秒に鎮座。
この神社は安威川右岸土手近くに鎮座しています。
参道入口は神社から200m程南にあり、社号標・鳥居・灯籠などが建立されています。そこから約200m程先の神社入口までは由緒にも記されているように松並木をもった馬場先が残されています。
道路を挟んで神橋が架かる神社の入口には、灯籠と、低く張られた棒状の注連縄が掛かる鳥居が建立され、後方には渋い神門。透かし塀左脇の神池内には木花開耶姫命社が祀られています。
境内に入ると左手には手水舎、神楽殿と絵馬殿が共用の社殿、右手には社務所が配され、中央奥に千鳥破風・唐破風付きの豪壮な拝殿其の奥の透かし塀内に本殿が建立されています。
又、社殿右側には事代主神社、天照皇大神社、保食神社、手力雄神社等の境内社が祀られ、事代主神社二は参道狛犬と神殿狛犬が見られます。
延喜式内の古社だそうですが、落ち着きの感じられる綺麗に整備清掃されたとても素晴らしい神社でした。
が、この社では太陽が出ていたと思ったら、風花が舞い散る荒天になったりと、普段のおこないは良い筈なのに、天候の気まぐれに散々な思いを味わいました。ということで一部の写真がお見苦しい出来となっていますがご容赦を…。
御祭神:媛蹈鞴五十鈴媛命(神武天皇の皇后)、溝咋玉櫛媛命(皇后母)、三島溝咋耳命(皇后祖父)、天日方奇日方命(皇后兄・初代宰相)、速素盞鳴命(五十鈴媛命の祖先)、天兒屋根命(藤原氏の祖)
祭礼日:元旦祭・1月1日、とんど祭・1月15日 、節分祭・2月3日、稲荷祭・4月第2日曜日、祖霊祭・4月11日 、荒神祭・4月第3日曜日、春季例祭・5月5日、秋季大祭・10月14日 、七五三・11月15日、鎮火祭・12月10日 、大祓祭・12月31日 、月次祭・各月1日
境内社:事代主神社、天照皇大神社、保食神社、手力雄神社、木花開耶姫命社
由緒:延喜式内の古社であって、祭神は媛蹈鞴五十鈴媛命,溝咋玉櫛媛命を主神とし、相殿に三島溝咋耳命、天日方奇日方命、速盞鳴尊、天兒屋根命を祀っている。
日本書記神武天皇の本文には、五十鈴媛命は、わが国初代の神武天皇の皇后になられたと記されている。また玉櫛媛の父は三島溝咋耳命であって、古代において広くこの地方を統裁しておられた方である。
元来、溝というのは水が生命で農業にとって欠くことのできないものである。その溝を構成する杭も大切である。
耳とは古代では長をあらわす。したがって溝咋耳は農業神を意味した。溝咋耳神がこの地方においていかに信仰されたかは、今日立派な松並木をもった馬場先が残っていることからも察せられる。
神社に伝わる「暁の御鏡」は天長年間(824〜834年)の旱魃の際に祈雨して、霊験のあったことを伝えている。
現在の社殿は、寛保2年(1742年)、地元出身の両替商米屋喜兵衛が造営したものといわれている。
神社から200m程南にある参道入口 | |
参道入口に立つ一の明神鳥居 | |
社号標 | 一の鳥居に掛かる額 |
参道の様子 |
参道中程の様子 |
社頭 |
神社入口 |
神社入口に掛かる神橋 |
神社入口に立つ二の木製鳥居 |
神門 |
境内の様子 |
参道の様子 |
拝殿前、平成18年生まれの岡崎現代型狛犬 | |
(平成18年(2006)5月吉日建立) |
千鳥破風・唐破風付きの豪壮な拝殿 |
本殿 |
境内社:木花開耶姫命社 厳島神社入口 |
木花開耶姫命社 厳島神社 社殿 木花開耶姫神(安産子育ての神)、級長戸辺命(風の神、市杵嶋姫命(農耕治水の神)、菅原道真公(学問の神) |
境内社:手力雄神社 手力雄神(力の神) |
境内社:事代主神社入口に立つ明神鳥居と拝殿 | |
事代主神社を護る建立年代不明の狛犬 御影石の狛犬で、大きな目をした若々しい狛犬です。波打つ口蓋を持っていますが、尾は浪速っぽくない造りです。吽には頭上に小さな突起が付いています。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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事代主神社本殿 事代主命(神武天皇皇后父)、 阿遇突知神(火の神)、沖津彦神(かまどの神)、沖津比賣神(かまどの神)、弥都波能賣神(水分の神)、 波通夜須毘古神(陶磁器の神)、波通夜須毘賣神(陶磁土の神) |
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本殿縁に居る木製神殿狛犬 全体の色は白で、眼は漆黒、所々に朱や群青の彩色が残っています。吽には大きな角が付いています。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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境内社:天照皇大神社・保食神社入口に立つ木製鳥居 |
境内社:天照皇大神社拝殿 |
天照皇大神社本殿 天照皇大神(太陽神、皇室の祖神)、猿田彦神(道の神)、應神天皇(大陸から文化を受け入れた天皇) |
境内社:保食神社拝殿 |
保食神社本殿 保食神(食物の神) |
神楽殿・絵馬殿 | |
忠魂碑 | |
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