稲田八幡宮

東大阪市稲田本町2-24-36(平成24年1月5日)

東経135度34分52.56秒、北緯34度40分58.54秒に鎮座。

 この神社は楠根中学校の北西約200mに鎮座しています。
 入口には社号標と鳥居が立ち、社地の周囲には玉垣の内側に白塀が巡っているという趣ある風情です。境内に入ると左側には参集殿が配され、右にはご神木が聳え、中央に注連柱が立っています。浪速現代型狛犬が護る拝殿は向拝のない入母屋造り、その奥の透かし塀内に本殿が建立されています。本殿右には境内社の神明社が祀られ、日露戦争紀念碑も建立されています。

 御祭神:仲哀天皇、神宮皇后、応神天皇
 祭礼日:宵宮10月21日、本祭り22日
 境内社:神明社
 由緒:「稲田桃」で知られている稲田の地は、古くは新開池へ合流していた旧蔆江川の両岸に営まれた集落で、「稲田村由来記」によれば、室町時代の中頃、東方に屋敷割と呼ばれる所があり、観音樋の西側に人家が18軒あったこと、誉田八幡宮を勧請して氏神としたことが記され、現在の八幡神社の沿革を知ることができます。
 八幡神社は、字宮の町と呼ばれる所に鎮座し、仲哀天皇、神宮皇后、応神天皇の三神を祭神としています。
 稲田は、南町・中町・橋本町・北町・旭町の5町に分かれ、秋祭り(宵宮10月21日、本祭り22日)の宵宮には、各町内から伊勢音頭を歌いながら、長提灯の宮入が盛大に行われます。

社頭
入口に立つ明神鳥居 社号標
参道の様子
手水舎
境内の様子
拝殿前、昭和58年生まれの浪速現代型狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和58年(1983)10月吉日建立)
拝殿
透かし塀と本殿

境内社:神明社
神明社を護る狛犬
参集殿 日露戦役紀念碑
ご神木・銀杏
樹齢・約500年、樹高・35m、幹回・5m
ご神木・楠