野々上八幡神社

羽曳野市野々上622(平成20年1月3日)

東経135度35分40.43秒、北緯34度33分18.2秒に鎮座。

 この神社は「中之太子」野中寺に隣接して鎮座しています。奥深い参道両脇には鬱蒼とした木々が茂り、石段を上がった境内は極小規模な社地ですが、とてもよく整備された社殿が建ち、塀に囲まれた本殿脇の敷石には箒目が鮮やかに付けられ、まるで竜安寺の石庭を眺めているような優雅さが感じられました。

 祭神:八幡大菩薩
 例祭日:10月8日・秋祭
 境内社:平和の社
 由緒:創建は不明で、南北朝時代に兵火により野中寺とともに焼失してしまいましたが、寛文年間(1661〜1673)野中寺の鎮守社として再建されました。明治初年の神仏分離令により野中寺と分けられ村社となりましたが、一時期大津神社(羽曳野市高鷲)に合祀されてしまいました。第二次大戦後の昭和23年(1948)現在地に復座しました。

社号標 神社入口
参道の一の鳥居
参道途中に居る文化8年(1811)生まれの浪速狛犬
吽には角があり、しかめっ面をした、牙の鋭い狛犬です。鬣は短めですが、脇毛や臑毛が長めで綺麗な曲線を描き、尾はホタテ貝の様に見えます。威嚇の厳しい、堂々たる狛犬です。
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(文化8年(1811)3月吉日建立)
境内入口への石段 境内入口から参道を振り返る
境内入口にいる天保14年(1843)生まれの浪速狛犬
こちらは阿吽ともに角付きで、どちらかというと「ニンマリ・ワハハ系」のにこやか狛犬です。素朴な体型をしています。
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(天保14年(1843)5月吉日建立)
拝殿 本殿
変わった注連縄の張り方です
平和の社
所謂、護国神社です。