澤田八幡神社

藤井寺市沢田4-2-3(平成24年1月8日)

東経135度36分51.62秒、北緯34度34分3.69秒に鎮座。

 この神社は土師ノ里駅の西南西約360m、仲津媛陵のすぐ北に鎮座しています。入口には社号標が立ち、石段を数段上がって南に参道を行くと、又、石段があり一の明神鳥居が立っています。その先またも南に向かって参道を進むと藤井寺第7号踏切にぶつかり、参道を分断するように東西に近鉄南大阪線の線路が敷かれています。その踏切を渡ると下の境内で、数本の楠の大樹が聳えています。下の境内左にはだんじり庫が配され、お正月の風物詩・とんど焼きの準備も整っていました。社殿が建立されている上の境内は斜面上にあり、石段を上がると左右に浪速狛犬がいます。拝殿は向拝のない横に広い割拝殿で、本殿は後ろに回って塀越しに垣間見ることが出来ます。その南側に仲津媛陵が横たわっていますが、この御陵は日本で九番目に大きな御陵だそうで、又、旦那様の応神天皇は日本で2番目に大きい御陵を持っているそうですので、この時代如何に天皇の勢力が強かったかの証しなのでしょうね〜。

 神社に由緒書きはありませんが、國府八幡神社由緒に「藤井寺市内には、江戸時代初期の頃に誕生した八幡神社が五社ありますが、国府八幡神社以外の八幡神社は、誉田八幡宮(羽曳野市)の分霊を勧請したものとされています。沢田八幡神社、古室八幡神社、土師里八幡神社、津堂八幡神社の四社です。」とあったので、江戸時代の初め頃、誉田八幡宮の分霊を勧請した沢田地区の氏神様のようです。

社頭
社号標 参道の様子
石段上に立つ一の明神鳥居
参道を分断している近鉄南大阪線
この踏切は藤井寺第7号踏切といい、かなり頻繁に電車が通過しています。
この様な状況の為、地元ではこの社を「切腹神社」と呼んでいる方もいらっしゃるそうです。
踏切を渡り下の境内の撮影をしていると、踏切の警報音が鳴りひびいたので
振り返ると、赤いランプが点滅を始め遮断機が降りました。
そして御覧の通り…、目の前を近鉄の電車が通過していきました。
下の境内の様子
だんじり庫 とんど焼きの用意
社殿の建つ上の境内へと続く石段参道
上の境内入口に居る建立年代不明の浪速狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
向拝のない横に広い割拝殿
本殿 後側面から
下の境内に聳える御神木・大楠
上の境内斜面に聳える御神木・大楠