泉神社

宇佐市辛島泉1 (平成20年7月23日)

東経131度20分28.66秒、北緯33度31分32.88秒に鎮座。

 この神社は駅館川の西1kmほどの10号線沿いに鎮座しています。前夜宿泊したホテルのすぐ傍にあり、朝歩いての参拝となりました。入口の鳥居を潜ると正面に開放的で大きな拝殿が建ちその後ろに幣拝殿、本殿と続きます。本殿左脇には北辰殿が祀られ、その左にこの社の社名の由来となった泉が水をたたえています。「宇佐神宮造営日記」に1423年6月17日、この泉御社の池より万病に効く霊酒が湧き出したと記載されているそうですが、現在の泉の状態ではそれは叶うまいと思われました。

 御祭神:仲哀天皇・神功皇后・応神天皇・仁徳天皇他
 例祭日:12月22日
 境内社:北辰殿
 由緒:旧郷社で、孝徳天皇大化4年に辛島勝乙唐ェ宇佐大神を勧請したのを創祀とし、往昔、大神巡幸の折り、神奈津媛がこの池水を汲み、神酒となして大神へ献上したという伝承から、別名「酒井神社」とも呼ばれています。
 宇佐神宮の神輿を担いで巡行する宇佐神宮と関係の深い宇佐神宮行幸会八社の一社でした。因みに「宇佐神宮行幸会八社」とは、大根川神社・宇佐市佐野、乙盗_社・宇佐市下乙女、泉神社・宇佐市辛島泉、郡瀬神社・宇佐市樋田、鷹居神社・宇佐市東上田、田笛神社・豊後高田市界、妻垣神社・宇佐市安心院町妻垣大門、小山田神社・宇佐市北宇佐を指しています。

神社入口
皇紀2600年(昭和15年)生まれの浪速狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和15年(1940)3月建立)
拝殿に架かる社額 開放的で大きな拝殿
幣拝殿 本殿覆い屋
本殿正面 本殿右側面
本殿向拝彫刻は唐獅子牡丹です。
こんな黒い獅子は始めてみました。
社名の由来となった泉
本殿と泉の間に祀られた境内社:北辰殿 境内社
末社 末社と灯籠
ご神木