稙田(わさだ)大明神

大分市上宗方(平成20年7月25日)

東経131度35分15.82秒、北緯33度11分55.43秒に鎮座。

 この神社は大分川の右岸、明磧橋西詰め近くに鎮座しています。一般道脇に大きな灯籠二基が建ち、50m程先に神社の入口があります。片拝殿付きの拝殿には未だ綺麗に彩色が残る天井画が描かれ、三間社流造りの本殿も立派な造りでした。社殿脇から裏にかけて沢山の末社が祀られ、先代に近い狛犬も沢山置かれ、この社の歴史の永さが感じとれました。

 御祭神:素戔嗚尊,稚日女命、霜凝日子神
 由緒:建久元年(1190)大神忠綱の勧請と伝えられ、往古より稙田大明神と称した、稙田庄の総鎮守です。はじめ現社地の西南約1.1kmの宮の迫に鎮座していましたが、社前の往来が激しく、享保3年(1718)この地に遷座されました。

神社遠景
神社入口 入口の一の明神鳥居
拝殿前、昭和11年生まれの狛犬
阿は口中に玉を含み、鼻の切れ込みが動物的に表現されています。阿吽共に口蓋が大きく波打っていますが、浪速とは感じが違います。鼻先が長いことも体型もかなり既成の動物に近く造られています。
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(昭和11年(1936)3月吉日建立)
片拝殿付きの拝殿 拝殿の天井画
拝殿・本殿を繋ぐ渡り廊下脇にいる
昭和12年生まれの出雲丹後風狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和12年(1937)2月吉日建立)
本殿
末社:地神社 末社
末社 末社
末社を護っている一体だけの狛犬
末社を護っている満身創痍の狛犬一対
末社を護っている土塊に近い狛犬一対
庚申塔