若宮八幡宮

大分市森102(平成20年7月24日)

東経131度41分8.72秒、北緯33度12分55.95秒に鎮座。

 この神社は乙津川左岸に鎮座しています。灯籠と一の鳥居は境内手前150m程の別保保育園脇に建っており、境内入口には二の鳥居、三の鳥居から参道は左に曲がり狛犬に護られて社殿が建っています。この社の神楽殿は非常に変わった造りで、四隅の柱の外に直角三角形の袖のような物が付いています。

 御祭神:大鷦鷯尊、菅原道真公 配神:天忍穂尊、大物主命
 例祭日:歳旦祭・1月1日、祈念祭・2月15日、春季大祭・3月第四日曜日、金比羅祭・9月10日、社日祭稲荷祭・9月23日、秋季大祭(神幸祭)・10月10日、七五三祭・11月15日、新嘗祭・12月5日、 森地区のみ 水神祭・4月25日、除蝗祭・7月22日
 境内社:稲荷社
 由緒:旧郷社で、鎌倉時代(1192〜1333)の創建です。豊後国の守護大友能直が、鎌倉の鶴ケ岡八幡宮の分霊を祀ったものと言われ、初めは大分市大字横尾字岩船にあって岩船八幡宮と称していましたが、昭和40年に乙津川改修工事により移転を余儀なくされ、森天神も老朽化により合併の話がまとまり 森天神の境内に若宮八幡宮の御社殿を移築したということです。大鷦鷯尊以外の神々は明治から大正にかけて合祀されました。
 森天神社は、天文11年(1542)6月創建されました。天正14年(1586)大友、島津の戦乱の兵火で焼失、その後村民によって寛永5年(1628)再興された社でした。
 詳しくは下記由緒書きにてどうぞ。

社号標「郷社 若宮八幡宮」

別保保育園脇に建つ灯籠と一の鳥居
境内入口にいる文政13年生まれの狛犬
石質によるものか摩耗が激しい為か、全体的にまろやかな曲線の体つきをしています。阿吽共に頭上にとても大きな穴が開いており、薄く平べったい尾はお尻に張り付いています。奥目で犬のような優しい顔をしています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文政13年(1830)12月建立)
参道の二の鳥居 境内の三の鳥居
昭和15年生まれの狛犬
まさに阿は「咆吼する」に相応しい顔つき・姿で、吽は「何処吹く風」で軽く受け流して居るように斜め上方を見上げています。どことなく岡崎現代型にも似ていますが、ずっと上品で尾の形も違います。
狛犬の拡大写真はこちらで
(皇紀2600年 昭和15年(1940)建立)
拝殿
本殿
神楽殿 境内社:稲荷大明神
森天神社記念碑 昇格記念碑、五厘社之碑