大分市東鶴崎3(平成20年7月24日)
東経131度41分49.13秒、北緯33度14分1.24秒に鎮座。
この神社はオアシス第二病院の南西約150mに鎮座しています。良く整備された綺麗な神社で、拝殿には千鳥破風の下に唐破風が付けられたこの地域国特の造りでしたが、鬼瓦はありませんでした。又、ここにも「熊本藩船鶴崎入港船絵馬」の奉納があり、樹齢・600年のむくのきや樹齢・800年のまき等この社の創建の古さを物語る木々が聳えていました。
御祭神:誉田別命
例祭日:春季大祭・4月上旬
境内社:稲荷神社
由緒:往昔宇佐神宮に大紛議が起こり、神宝七鉾のうち三鉾が亡失したため神慮を伺ったところ、三鉾の剣は長く鶴崎の地に鎮座せんと霊夢がありました。
後に生保2年(1645)に当所楠の大古樹から三鉾の神剣が見つかり、これを聞いた領主細川家(肥後藩)が、翌年社殿を造営し、これを奉ったことが創始とされています。
以来、鶴崎総鎮守と尊崇され、総て細川藩の藩費を以って行われてきました。
明治になって郷社に列し、今日に至っています。
この社の春季大祭は別名「けんか祭り」ともいわれ、山車同士が激しくぶつかりあい、相手の山車をこわすという勇壮な祭りで、310年前から伝わっています。鶴崎の名物の一つともなっており、重量およそ1トンもある「けんか山車」がぶつかり合い、組合いながら互いの山車を壊し合う迫力あるお祭りで、
毎年ケガ人も出て少々危険を伴うこともありますが、祭りの醍醐味が存分に味わうことができる勇壮なお祭りだそうです。
一般道に建つ一の鳥居 | 一の鳥居の社額 |
境内入口 |
拝殿 |
本殿 |
境内社:稲荷神社 | 神楽殿 |
建立年代不明の狛犬 短い垂れ耳で鬣前方はカール、後頭部はボブカットにしてあります。尾は数本に分かれ背に張り付き、脇毛や臑毛がデザイン化されています。阿はワンコ、吽はスフィンクスのような風貌です。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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「熊本藩船鶴崎入港船絵馬」 船絵馬案内はこちらで |
ご神木 大分市指定名木・むくのき 樹齢・600年、樹高・11m、幹周・4.6m 大分市指定名木・まき 樹齢・800年、樹高・13m、幹周・2.3m |
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