小野鶴八幡宮

大分市小野鶴(平成20年7月25日)

東経131度34分1.6秒、北緯33度11分56.21秒に鎮座。

 この神社は大分川右岸、下小野鶴公民館隣に鎮座しています。豊かな杜に囲まれた静かで落ち着いた感じの神社でした。入口の鳥居を潜ると左右に恵比須大黒の祠があり、参道途中には社日や末社等が纏められ祀られています。向拝のない拝殿と壁面や脇障子に絵が描かれた流造りの本殿は渡り廊下で結ばれ、社殿脇には参道狛犬がおり、本殿縁には彩色の綺麗な神殿狛犬が居ます。

 御祭神:大鷦鷯尊
 由緒:創建は不詳ですが、旧小野津留村の鎮守で、若宮八幡宮と称していました。境内に天照大神・大己貴命ほかを祀る社日が建てられ、明治元年の神仏判然令により合祀されたと考えられる、宇迦野御魂神・大宮女神を祀る稲荷社ほか、数社の小祠が祀られています。

神社入口 入口の鳥居に架かる額
「八幡宮」
参道と境内の様子
社殿全景
拝殿
拝殿内の様子

渡り廊下脇にいる文久3年生まれの狛犬
 社殿左右に分かれているので見たときには分かりませんでしたが、随分顔の大きさに差があります。垂れ耳で凛々しい眉、やや吊り上がった目尻、鼻の下まで切れた口蓋、綺麗に生えそろった平歯が目立つ若々しい狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文久3年(1863)2月吉日建立)
一間社流造りの本殿 左右から
本殿縁にいる石製神殿狛犬
阿吽の位置が反対で、本殿向きに置かれているので正面からは後ろ姿しか見えません。白い体に赤い鬣と尾、黒い眉毛と瞳の素朴な狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
社日、末社等 末社
末社
此処に置かれている石は何でしょう?