杵築神社

杵築市杵築2-1(平成20年7月26日)

東経131度37分36.55秒、北緯33度24分50.2秒に鎮座。

 この神社は市立図書館に隣接して鎮座しています。この地は江戸時代・松平氏により山上にあった杵築城の郭群が廃止され、居館が建てられていた館跡です。
 広い駐車場を入ると、神社との境界には注連柱が建てられ、正面に入母屋造りの拝殿、奥に流造りの本殿が建っています。本殿左側には境内社の冑?形神社の石の祠があり、右側神池の奥には舞台造りのような杵築市西国観音霊場第二十番の建物が空中に浮かんで見えます。神池手前には先ほど参拝してきた杵築天満社のお旅所があり、この社が依頼した神輿が間違って天満社に送り届けられ、そのまま現在まで天満社に置かれているという由来を思い出してしまい、可笑しくなってしまいました。右最奥には多分江戸時代から城中に祀られていたと思われる稲荷神社がありました。

 この社に案内は無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。
 ウェブ上には明治25年、領民官に請うて藩祖・松平氏を祀る杵築神社を創建…とありました。

神社遠景
神社入口 注連柱
入母屋造りの拝殿
流造りの本殿
境内社:冑?形神社
杵築市西国観音霊場第二十番
杵築天満社お旅所 神池と稲荷神社への参道
境内社:稲荷大明神
稲荷大明神手前、年代不明の神使い・お狐様
稲荷大明神奥、弘化元年生まれの神使い・お狐様
(弘化元年(1844)5月建立)