天満宮

別府市北鉄輪(平成20年7月23日)

東経131度28分44.05秒、北緯33度18分58.2秒に鎮座。

 この神社は高齢者ケアセンター茶寿苑西に鎮座しています。入口の石段上には朱の鳥居が建ち、綺麗に清掃された参道には灯籠が奉納されています。境内正面には横に広い片拝殿付きの拝殿が建ち、朱の流造りの本殿との間には、おそらく今回見てきた狛犬の中では最古参と思われるはじめタイプの狛犬が、木の下でひっそりと健気に拝殿と本殿を見守り続けていました。

 この社の案内は無く、御祭神は菅原道真公と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。

神社入口
参道の様子 境内入口
拝殿前、昭和2年生まれの出雲丹後狛犬
阿吽の位置が反対で、阿の下顎が欠けています。
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(昭和2年(1927)11月建立)
横に広い片拝殿付きの拝殿
拝殿と本殿の間にいるはじめタイプの狛犬
阿吽の位置が反対で、又、全国的にもまだ数例しか発見できていない、阿は本殿側に、吽は拝殿側にと、異なる方向に顔を向けています。顔はのっぺりと人面顔で長い垂れ耳、は虫類を思わせる体つき、細い足、短い尾が背に張り付いているなど古いタイプのはじめの特徴を備えています。
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本殿
参道途中の末社 本殿右の稲荷社
「助源親寶」碑