八幡竈門(はちまんかまど)神社

別府市内竈1900(平成20年7月23日)

東経131度29分14.76秒、北緯33度19分44.27秒に鎮座。

 この神社は別府医療センター西に鎮座しています。別府医療センターと道を挟んで参道入口があり、正徳元年(1711)建立の一の鳥居を潜ると鬼が造ったという伝説がある100段の石段が付けられています。石垣上の白塀の先に境内入口の二の鳥居が建ち、ほのぼの狛犬が護る立派な拝殿が見えてきます。拝殿には素晴らしい龍の水墨画が天井に描かれ、奥の森の手前に大きな本殿が建立されています。その他境内には神楽殿や境内社が建立され、訪れる人も多数見受けられる地域の崇敬の念が強く感じられる神社でした。

 御祭神:応神天皇、仲哀天皇、神功皇后、外33神
 例祭日:4月1日・大祭(御御幸)4月3日・大祭(御還幸)、4月15日・例祭
 境内社:多賀神社、熊野社
 由緒:社記によると、仁徳天皇の御宇、国常立尊、天照大御神を始め33神を竈門庄亀山に奉斎しました。
 聖武天皇の御宇、神亀4年(727)豊前国宇佐より応神天皇・仲哀天皇の神霊が宝城峯に降臨したので、里人は尾越峯に祀ったそうです。ついで、淳和天皇の御宇、天長3年(826)宇佐より神功皇后の神霊を合祀して竈門八幡宮と称するようになったと伝えられています。
 拝殿は昭和38年、本殿は明治39年の建造で三間社流造銅板葺素木造です。
 例祭はもとより桜会祭や大名行列の神幸の祭事も行なわれ、地域の人々とのつながりが強い神社だそうです。

表参道入口 正徳元年(1711)建立の一の鳥居
参道の石段は鬼が造ったという
伝説があるそうです。
上の方は少し粗雑な造りだそうな…。 境内が見えてきました。
境内入口の二の鳥居
昭和3年生まれのほのぼの狛犬
吽には角があり、阿吽で鬣や尾が変えられています。背骨や筋肉の瘤が良く残っています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和3年(1928)8月建立)
拝殿
拝殿内の様子 拝殿の天井絵は素晴らしい龍の水墨画でした。
本殿
境内社:熊野社
境内社:多賀神社
神楽殿 絵馬
駐車場側の社号標と入口