月代宮

南城市佐敷佐敷(平成20年1月27日)

東経127度47分21.18秒、北緯26度9分42.62秒に鎮座。

 この神社は国道331号線沿い、佐敷小学校の校門東に一の鳥居が建ち、そこから200m程道なりに上がっていくと、左手に「佐敷ノロ殿内」があり、そこから少し上がると左手に鎮座しています。
 ここは昔、佐敷グスクのあった場所で、佐敷グスクは三山を統一した尚巴志とその父・尚思紹の居城跡だといわれています。
 境内には内原の殿やカマド跡があり、亜熱帯風の植物が両脇に繁茂している石段の参道を上がると、割拝殿風の拝殿が建ち、その奥に厳かな拝殿が建立されていました。その後方には、近づきにくいほど神聖な雰囲気を漂わせて、東御廻りの巡拝地のひとつにもなっている上グスク之嶽がありました。

 御祭神:佐銘川大主・尚思紹王・尚巴志王・尚忠王・尚思達王・尚金福・尚泰久王・尚徳王の八柱
 由緒:尚巴志王統のお宮として昭和13年に建立されました。

神社入口 境内遠景
社号標 参道途中の二の鳥居
水盤
ボタンウキクサが溢れそうなほどに繁殖しています
石段の参道
割拝殿風の拝殿 本殿
上グスク之嶽
本殿の左後方に有り、東御廻りの巡拝地のひとつにもなっています。
拝殿から入口を振り返る
女官たちが働いていた場所だといわれている、内原の殿
火之神が祀られていたと考えられている
上グスクのカマド跡
ご神木と境内の様子
ノロの火之神が祀られている、佐敷ノロ殿内
神社入口からは中城湾が良く見えました