村落石獅子

南城市知念知念(平成20年1月27日)

東経127度49分0.94秒、北緯26度9分28.77秒に鎮座。

 この石獅子は331号線・知念バス停から北に入り、右側二本目の道を右折すると約40m位左側、道路端の木々に隠れるように北北東に向かって置かれています。
 教育委員会の案内板には「知念のウフグスクの後ろにあり、部落入口に置かれている。北北東に向いていて、魔除け、又はサンゲーシの役をはたしている。村内(現南城市知念)に現存するシーサーで二番目に大きい。」と書かれています。
 知念で一番大きい石獅子は具志堅の物ですが、石工さんが同一人物なのかよく似ています。ただこちらの方が頭部の風化が進んでいますね。やはり、小さな垂れ耳で、まん丸の目に、珍しく眉毛が付けられています。少し開き気味の口の中からは遠慮気味に舌が見えます。お腹の下も充分刳り抜かれておらず、この石獅子も、本土の「はじめ」狛犬とよく似ています。