村落石獅子

中頭郡西原町呉屋17(平成20年1月24日)

東経127度45分33.77秒、北緯26度13分23.06秒に鎮座。

 この石獅子は38号線・津花波信号から北に入り、すぐの二股を左に入り、50m程で右折し、突き当たりの呉屋御嶽の拝所裏から少し土手を降りると、ブロック塀に囲われた中に南に向かって置かれています。

 西原町の文化財の案内には
「町有形民俗文化財 指定
 この石獅子は、呉屋部落後方(北側)の殿下方に位置し、おおむね南の運玉森に向けて建っている。製作年代および製作者などについては不明である。
 石質はウミイシあるいはウミイサーと呼ばれる珊瑚石である。法糧は、尻から口まで約56センチ、後足から前足まで約47センチ、前足の幅約20センチ、床から頭部までの高さ約47センチ、床から頭までの高さ133センチを測る。
 このシーサーは部落の南側に位置する運玉森に対する厄返しのために造営されたという。いわば、呉屋部落の守護神的な性格を持つものである。」と書かれています。

 石獅子も置かれる高さや、厄返しの対象により、顔の向きが変えられるのでしょうか。この石獅子は前向きの平面顔で、目が小さくアーモンドアイです。4本の足は少しだけ刳られています。はじめタイプで、どことなく可愛く、見た人は誰でも好きになりそうな石獅子ですね。