村落石獅子

那覇市上間1-34-6付近 (令和2年2月28日)

東経127度42分43.89秒、北緯26度11分45.72秒に鎮座。

この石獅子は、那覇市役所の東南東2.5km程の辺り、高台の住宅地上間の街外れに置かれております。

由緒
この石獅子は上間村の古くからの伝承で、「カンクウカンクウ」と呼ばれている。名称のいわれ、制作者、設置年代は不明。上間村には現在木彫りの獅子1体と石彫の獅子3体が村の守護神として祀られている。石彫りの獅子は元々5体あったが、去った太平洋戦争で2体は消失した。
この獅子は南山八重瀬グシクへの返し(ケーシ)といわれている。村の南側のムンヌキムン(魔除け)、フーチゲーシ(悪風返し)、災厄を払う村の守り神である。
琉球の三山紛争時代、上間は南山勢との戦に幾度も参戦した。石獅子は南山勢との戦に幾度も参戦した。石獅子は敵方からの災いを払うために据えられたもので、全て南山勢を睨んでいる。
境内由緒書き より。

入口

南山を睨む石獅子。拡大写真はこちら。