八出(やいで)天満宮

津山市八出357 (平成26年7月20日)

東経134度01分19.20秒、北緯35度03分23.67秒に鎮座。

この神社は、JR因美線・東津山駅の西1.5km程の辺り、八出の街中に鎮座しております。

御祭神 菅原道真公

由緒沿革
菅原道真公の父是善(これよし)が天安元年(857)美作国司として赴任されておられた。この時この国に病気がはやっていることをお聞きになられた菅公は父の病気を心配して遠く京都から見舞いに来られたが、父の病気は既になおっておられ安心して帰ろうとされた。ところが里人は別れを惜しんでこの地に駐まってもらうよう念願した。そこで菅公はこの地の観音寺に留まって木工に命じて自分の像を刻んでもらい「汝この像を観ること我を観るごとし」と里人に自像を渡して遂に帰京された。
里人は菅公の恩徳を慕い祠を建て、この像をお祀りした。菅公がこの地に八日留まって出られたのでこの地を「八夜御出村」と呼んでいたが、後略して「八出」と言うようになる。こうして学問の神・菅原道真公を祭神とする八出天満宮ができた。
本殿は文禄3年(1594)火災のため焼失したが、御神体は神主によって奉懐して逃れ小社に祀っていたのを森忠政によって慶長年間(1596〜1614)に再建せられ、さらに森長継が寛永14年(1637)に再建修理したのが現在の神殿である。
また天神さまという称号もあり、これは菅原道真公の神号を「天満大自在天神」と称しているためである。もともと天神は天つ神で、地祇に対して高天原系の神々のことで天上にあって人民の行動を支配されるという最高神的な性格をもたれる神で天候を支配され、雷は雨の前ぶれであり稲妻は文字通り稲の妻であり秋の豊作をもたらす神として以前から祭られていた。このように雷に関係がある農耕の神が菅原道真公の御神霊の神威と結びつき天神さまとしても広く世人に信仰されている。
菅原道真公を祭神とする八出天満宮は学問の神として受験に関しての願いごとが叶えられ入試合格祈願の神さまとして広く世人に崇敬されている。
境内由緒書き より。

参道入口

参道

神門前の浪花狛犬。拡大写真はこちら。
(嘉永2年(1849)己酉5月吉日建立)

神門

拝殿

本殿


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