都窪郡早島町矢尾631(平成21年8月24日)
東経133度49分42.86秒、北緯34度36分55.31秒に鎮座。
この神社はJR宇野線・早島駅から北へ約2km、矢尾工業団地南に鎮座しています。入口から参道脇は鎮守の杜が護られ木々が生い茂っていますが、境内は明るく夏の朝の陽光がきらめいていました。境内入口左右には磐座の様な石が置かれ、拝殿前には安政6年生まれの狛犬が元気よく見張り番をしています。唐破風付きの大きな拝殿や流造りの本殿、境内社も、大変綺麗に整備された清々しい神社でした。
御祭神:伊邪那美神、速玉之男神、事解之男命
祭礼日:5月第2日曜日・春祭、7月第4日曜日・夏祭、10月第3日曜日の前日・秋祭
境内社:厄神社、荒神社他
由緒:旧村社で、天文3年、第105代後奈良天皇の御代に字熊野の地へ社殿を建立し、紀州熊野本宮から御分霊を勧請して、十二社権現と称した。
その後、天正6年現在の地に奉遷し、明治3年権現号を廃し熊野神社と改称した。
天正10年羽柴秀吉が織田信長の命を受け、備中国に下り高松城主清水宗治を攻めた時当社に宿陣し、松皮に姫爪を載せて大神に戦勝を祈願した。戦勝後大神の加護により大勝できたとして、再び松皮に姫爪を載せて大神に奉献した。
その故事により当社の氏子の家紋は皆松皮に姫爪を用いるようになった。
平成3年不慮の火災により、幣殿、拝殿、社務所を焼失したが、翌平成4年再建した。
(「岡山県神社庁公式サイト」より)
社頭 一の明神鳥居 |
参道途中に建つ二の明神鳥居 |
境内入口 |
境内入口左右にある磐座?立石? | |
拝殿前、安政6年生まれの狛犬 浪速と丹後が融合したような狛犬ですが、この地域の石工さんが造られたのでしょうか?背筋を反り返して、毅然とした姿で、永い間神社を護ってきたようです。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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(安政6年(1859)己未8月吉辰日建立) |
拝殿 | |
拝殿屋根上の飛び狛さん | |
本殿 | |
境内社:荒神社 | 末社 |
境内社:厄神社 | 磐座? |
御旅所? | 建物? |