御前(おんざき)神社

高梁市高倉町田井上秋(平成21年8月20日)

東経133度35分45.35秒、北緯34度50分30.50秒に鎮座。

 この神社は備中川面駅の南東約750m、180号線脇にこぢんまりと鎮座しています。道路から見る社叢は竹藪で、石段の参道上に小さな境内が造られています。石段途中には地神が祀られ、妻入りの拝殿に本殿覆い屋が棟続きで建立されています。拝殿からは正面扉に彫刻が見えますが、ガラス戸を二枚通した向こうなので全容は見えません。

 この社に案内は無く、御祭神は葦原醜男尊ですが、勧請年月・縁起・沿革等は不明です。江戸時代までは御前大明神と称し、「御前」とは素盞嗚尊の変化であり、葦原醜男尊をさすのですが、この神は9万8千の軍の神で、いかなる悪魔鬼神も降伏させ、最も先に立って追い失うゆえに、字訓でも御前と書くのだそうです。
(「岡山県神社庁公式サイト」より)

社頭
参道入口
石段途中の明神鳥居 地神
境内入口
拝殿
本殿正面
本殿覆い屋