生石(おいし)神社

岡山市北区門前1(平成21年8月24日)

東経133度48分22.41秒、北緯34度41分46.77秒に鎮座。

 この神社はJR吉備線・足守駅の北約800mに鎮座しています。入口の明神鳥居を潜ると、豊かな森の中を石段の参道が続き、随神門を経て境内へと登っていきます。随神門の後ろには鐘楼があり、境内中央に真っ白な拝殿と、幣殿・流造りの本殿が建立されています。社殿左側には霊験あらたかとされる生石稲荷大明神が有り、その他境内には末社が多数祀られています。又、入口には狛犬、生石稲荷大明神にはお狐様、備前焼の先代がいます。

 御祭神:応神天皇、神功皇后、玉依姫命
 祭礼日:1月1日・歳旦祭、5月15日・春祭、10月第2日曜日・秋祭
 境内社:生石稲荷大明神、日車大明神他
 由緒:今から1200年〜1300年前からこの地区の氏神様であった。奈良時代の神名帳にも残されている。社殿は南北朝末期に建てられた。生石氏は生石八幡宮を氏神様として祀り、また、氏寺、報恩寺を建て、この山に生石城を造った。
 天正10年(1582)水攻めの時、この山に陣していたのは加藤清正であった。
 本殿、拝殿、随神門、鐘撞堂は江戸時代初期に改修された。本殿西には霊験あらたかなといわれる生石稲荷大明神があり、社前には霊狐が置かれている。また「生石」の名のもとと言われる大きな柱のような石が生石明神として祀られている性の石とも言われる。
 明治40年一社一村の「おふれ」がでて、生石地区の神社は天喰天神社を除いて大正4年この生石神社に全部統合された。
 生石郷下土田の豪族、薬師寺五郎の末孫、袖岡新助の名を刻んだ玉垣がある。

社頭
忠魂碑 入口の明神鳥居
参道入口
石段参道途中にいる元治2年生まれの玉乗り狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(元治2年(1865)乙丑建立)
石段参道の様子
随神門
境内入口 随神門後ろにある鐘楼
拝殿
本殿
境内社:生石稲荷大明神 入口注連柱と社号標
 
稲荷大明神神使いお狐様
生石稲荷大明神拝殿 生石稲荷大明神本殿
生石稲荷大明神本殿木鼻・狛犬と象
 
生石稲荷大明神一体だけの先代さん
 
境内社 境内社
境内社・日車大明神 境内社群