金刀比羅神社

岡山市北区野田屋町2-10-9 (平成25年11月4日)

東経133度55分41.30秒、北緯34度39分53.32秒に鎮座。

この神社は、JR岡山駅の東600m程の辺り、岡山の町中に鎮座しております。

御祭神 大己貴命・加具土命・品田別命

金刀比羅神社は、天正元年(1573)宇喜田直家入城による城下町整備に伴ってこの地に創建され、その後岡山城主となった宇喜田秀家が国家安泰の祈願所とした神社といわれ、金比羅大権現として祀られていましたが、明治2年5月に現在の社名に改められました。
金刀比羅神社前は、西からの諸大名が参勤交代に江戸に赴く道筋であり、諸大名や旅人が拝礼し通過していたと伝えられています。
戦災前の建物は本殿、幣殿、拝殿、渡殿、神馬殿などがあり、末社として稲荷神社、天神社、疫神社、春日神社を擁していました。
昭和20年(1945)6月29日未明の岡山大空襲により、付近一帯の市街は焼け野原となり、金刀比羅神社も多くの焼夷弾を受けて建物は全焼しましたが、狛犬や燈ろう、手水鉢は、焼夷弾により焼けたり、欠けたりしながらもかろうじて残りました。
終戦の翌年には、本殿及び社務所が再建されたといわれ、狛犬や燈ろう、手水鉢も修復されましたが、残された傷跡がかつての空襲の激しさを今に伝えています。
境内由緒書き より

由緒
当社は天正年間の創建である。寛政年間に養林寺から出火し、神社に類焼した。昭和20年6月29日に戦災により神社は炎上した。このため古文書、旧記録を焼失したので由緒は不明になった。
岡山県神社庁公式サイト より

神社入口

神額

拝殿

お惚け顔の浪速狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)

本殿


春日神社

陶器製狛犬

稲荷神社

天満宮