金田(かなだ)天満宮
岡山市東区金田1051(平成21年8月23日)
東経134度01分14.97秒、北緯34度37分39.03秒に鎮座。
この神社は上南中学校と開成小学校の中間辺りに鎮座しています。参道入口には立派な社号標と共に注連縄が張られた注連柱がたち、参道途中には地神が祀られたり遥拝所があったりします。鳥居前には平成20年生まれの堂々とした狛犬がいましたが、これは境内隅でゆったりと余生を送っている先代さんを模した物でした。
随神門を入ると境内は明るく広々とした感じで、拝殿・本殿共に立派な社殿です。境内社も数社祀られ、御神木の勢いには目を見張るものがあります。
御祭神:菅原道真、天照大神、新墾祖
祭礼日:2月3日・寿賀祭、5月連休・春祭、7月15日・夏祭、10月第3土、日曜日・秋祭
境内社:若宮、稲荷宮、祇園社、地神他
由緒:旧村社で、創建年月不詳。昌泰4年(901年)春、菅原道真公が当金岡に休息せられたとき、里人に墾田を諭された。道真公の薨去が伝わると里人は菅公稲荷祠として祀った。慶長5年(1600年)秋殿宇を大いに興した。寛文11年(1671年)秋増改築し、末社三祠を祀った。天保4年(1833年)夏に大修理、明治19年秋に増改築した。昭和4年秋修理、その後毎年修理を重ね、昭和52年神忌1075年に記念修理を行い、整備に努め現在に至っている。
(「岡山県神社庁公式サイト」より)
社頭 注連柱 |
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参道の様子 |
社号標 |
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参道途中に祀られる地神(社日) |
遥拝所 |
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参道途中に居る平成20年生まれの狛犬
平成に入って大分個性的な狛犬が彫られるようになり、この狛犬も画一化の反省から石工さんが独自性を保って彫った物かと思っていたら、境内隅の柵の中に先代さんがいて、それを模して造った物でした。
新旧狛犬の拡大写真はこちらで |
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(平成20年(2008)10月吉日建立) |
これが其の先代さんです。今はもう年代が読み取れませんが、前に調べた方が嘉永4年(1851)建立と書かれているので、ここではそれに従います。大分ヒビが入ったり剥離が進んでいますが、立派な体格と意志の強そうな顔つきをしたこの地域では見かけない狛犬です。顎の下に大きな鈴を付けているようですね。鬣や尾など彫りが立体的で、私の好き系なデブリン狛犬です。 |
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(嘉永4年(1851)建立) |
参道途中の明神鳥居 |
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随神門 |
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境内の様子 |
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拝殿 |
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本殿 |
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境内社:若宮、稲荷宮入口の鳥居 |
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境内社:若宮 |
境内社:稲荷宮 |
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境内社:祇園社 入口と社殿 |
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「春彦神霊」碑 |
御神木 |
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