由加神社本宮
境内・社殿・境内社
境内の入口には「厄除総本山 由加神社本宮」と書かれた社号標が建ち、日本一の備前焼大鳥居を潜ると参道正面には大きな楠が見えますが、この木は右回り三回で男の子、左回り三回で女の子、廻れば願いが叶うと言い伝えられている、摩訶不思議な御神木だそうです。参道はすぐに左に90度曲がり、焼香台を透かして大きく荘厳な唐破風付きの拝殿が見えています。拝殿前には赤い胸架けをしたお狐様がいて、拝殿に上がるには「厄橋」を使うと厄除け・災難除け・病魔退散に御利益がありそうです。
拝殿正面には「稲荷大明神」「由加宮本宮」「大権現」の額が架かり、崇敬者の多さを物語るように縁左右には酒樽が沢山奉納されていました。
社殿左側には境内社の稲荷宮、天満宮入り口が有り、そこに一度見たら忘れられない「タコ神様」が祀られています。稲荷宮は坂上田村麻呂に退治された児島の鬼神が化した神狐縁の社で、天満宮は死後道真公の魂魄がここに帰ったといわれ祀られたのが由来と言うことです。その他、拝殿下には拝殿下の縁結び獅子が置かれ、本殿右には素盞鳴神社が祀られています。
境内は見所満載でやや猥雑な感が否めませんが、この感じが現世利益を求める庶民信仰の証なのかもしれません。ゆったりとした神社参拝を求める方は、62号線からの参道の昔ながらの佇まいや、神社後方の大磐を眺めながら巨岩をあがめた磐座信仰から始まった由加山の歴史を考えたり、裏山の桜公園を散策されるのも良いのではないでしょうか。
境内入口に建つ備前焼大鳥居 |
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社号標
「厄除総本山 由加神社本宮」 |
「日本一備前焼大鳥居」と書かれた案内板 |
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参道・境内の様子 |
旧手水舎 |
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境内の様子 |
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拝殿前にいる建立年代不明のお狐様 |
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大きな唐破風付きの拝殿 |
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拝殿に架かる額「稲荷大明神」「由加宮本宮」「大権現」 |
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県指定重要文化財・本殿 |
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本殿向かって左側の木鼻・狛犬と象 |
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境内社:稲荷宮、天満宮入り口 |
タコ神様
児島・下津井・鷲羽山は有数の漁地で特にタコが有名で、地元の漁業組合・ホテル旅館・魚店・魚を扱う料理店などの方々が海の神をタコになぞらえて、海上での安全、豊漁祈願、また魚供養を執り行う為に奉納されたのだそうです。 |
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稲荷宮参道にいる明治26年生まれのお狐様 |
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(明治26年(1893)建立) |
稲荷宮、天満宮 境内の様子 |
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稲荷宮 鳥居と社殿 |
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拝殿下の七十五匹白狐のレリーフ
伝説では、「児島にすむ鬼神を退治しようとした坂上田村麻呂は、鬼退治に苦心しましたが、瑜伽権現に祈り、無事に退治することができました。退治された鬼の魂は化して75匹の神狐となり、鬼の遺骸が埋められた上に、三社権現が造営された。」のだそうです。 |
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灯籠前にいる可愛いお狐様 |
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天神の井戸 |
延喜元年(901)道真公が九州大宰府に配流される途中、児島唐琴の浦に数日滞在し、思い出のこの地に帰ることを誓い大宰府へ出立しました。
道真公の死の直後、この地に光明がさし瑞雲が現れ、道真公の魂魄が帰ったといわれ、この地に祀られたのがはじまりです。 |
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境内社:素盞鳴神社 |
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拝殿下の縁結び獅子
焼き物で、右側・阿は女性縁結び獅子、左側・吽は男性縁結び獅子。顎が張り、達磨大師のような意志の強そうな感じの中に剽軽さが漂い、親しみやすい狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで |
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御神木・大楠
この御神木の周りを、右回り三回で男の子、左回り三回で女の子、廻れば願いが叶うと言い伝えられているようです。 |
厄除け絵馬 |
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北(裏)参道、木見の鳥居と狛犬へ