春日神社

笠岡市小平井1965 (平成25年11月3日)

東経133度30分37.48秒、北緯34度32分09.15秒に鎮座。

この神社は、山陽自動車道・笠岡ICの北西500m程の辺り、小平井北側の山裾に鎮座しております。

春日神社の社伝によれば、天文元年(1532)備後国沼隈郡山田村の渡辺杢之允正(もくのじょうただし)が小平井村の領主となり、天文四年(1535)春日明神を再建して山林を寄附し、翌五年には石鳥居一基を奉納したという。鳥居の額束裏面には確かに「領主渡辺杢之允正 天文五丙申年九月」と刻まれており、このことを裏付けている。
社殿はその後、宝永四年(1707)と明治十九年(1886)に再建されたが、石鳥居は、第一鳥居として今も残っている。
春日神社は、もと小平井村の村社で、言い伝えによると陶山義高が笠置山落城の際、奈良春日神社の神鏡と木像とを奉携し、建武二年(1335)三月に社殿を奉建したのがそのはじまりという。
笠岡市教育委員会

小平井にある春日神社は、もと小平井村の村社で、建武2年(1335)3月、笠岡の領主陶山義高が奈良の春日神社の分霊をまつって社を建てたのがはじまりといわれている。
参道に立つ石鳥居は室町時代末期の作品で、形式は明神鳥居、高さは約4mである。「春日宮」と刻んだ扁額の裏側には「領主渡辺杢之允(もくのじょう)正 天文五丙申年九月」と刻まれていることから、天文5年(1536)、当時小平井の領主であった渡辺正が寄進したことがわかる。その後社殿は、宝永4年(1707)と明治19年(1886)に改築されている。
笠岡市公式サイト より

境内より150m程南に立つ一の鳥居

神額。「天神宮」となっています。嘗ての合祀の名残でしょうか。

遠くに見えるのが文化財の石鳥居

二の鳥居

神額

境内入口

広島風玉乗り狛犬。拡大写真はこちら。
(弘化2年(1845)乙巳9月吉日建立)
逆立ち狛犬を乗せた石燈籠。拡大写真はこちら。

境内

拝殿

拝殿内部

本殿


立石宮
和加美弥神社 不明