松尾神社

加賀郡吉備中央町上田東506(平成21年8月20日)

東経133度47分54.01秒、北緯34度53分18.80秒に鎮座。

 この神社は372号線沿いに鎮座しています。道路に面した石段を上がり鳥居を潜ると、広々とした社地が目に入ります。この地は「円城尋常高等小学校跡」だそうで、現在は右側が「野菜育苗施設」左側を神社の祭礼などで使用しているようです。
 その広場を横切り、又石段を上がると、真っ直ぐに付けられた参道正面に、随神門、拝殿、本殿が配列されています。境内左奥には境内社が四社、右側には二社祀られ、大正建立ながら面白い構え獅子が奉納されていました。

 御祭神:市杵嶋姫命、大山咋命
 祭礼日:2月22日・御当祭、4月10日・祈年祭、10月第3土・日曜日・秋季例大祭、11月28日・新嘗祭
 境内社:荒神社、斎宮、若宮社、経杜社他
 由緒:当神社は元明天皇の御代、和銅6年(713)4月、厳島明神の霊験に感銘し、御崎山に小社を創始して御崎大明神と称した。
 後、一条天皇の寛弘5年(1008)に山城の国葛野郡松尾神社の大山咋命の御分霊を勧請して松尾大明神と称え奉った。その後藩主国老を始め一般郷民の崇敬が厚く、逐年崇敬者が増加して郷土の守護神として鎮座している。
 通称御崎様(オンザキサマ)と呼ばれ、旧郷社、氏子地域は加茂川町[上田東(湯武を除く)、細田(東を除く)、三納谷(西を除く)、上田西(立石を除く)、円城、上井原です。

 御当祭:氏子区域に上田東と48屋敷があり、この48屋敷の中の本当、次当の両当番、4つの座、8つの座が祭の主役を勤める。
 宮司が「氏神様へ御礼申す」の言葉で、当屋行事(宮座行事)が始まる。「四つの座へ御礼申す」、「八つの座へ御礼申す」などに続いて御神楽祭り、御当渡しなどの神事がある。
 備前加茂大祭の一社である。
(「岡山県神社庁公式サイト」より)

社頭
社号標 入口の明神鳥居
広々とした社地 社地に建つ
「円城尋常高等小学校跡」碑
参道の様子
随神門
拝殿
本殿
本殿木鼻・狛犬と象
境内左奥に祀られる境内社4社
境内社を護る大正6年生まれの構え獅子
縦置きで阿吽の位置が反対です。阿は後ろ脚の先が無くなりチョッとバランスが悪くなっています。眉毛が太く繋がり小鼻が大きく、ずんぐりとした可愛い狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正6年(1917)10月20日建立)
境内社:荒神社 境内社:斎宮
境内社 境内社:若宮社
境内右奥の境内社:経杜社
境内社 御神木