殿上(とのがみ)西神社

備前市佐山219(平成21年8月23日)

東経134度10分06.68秒、北緯34度41分25.33秒に鎮座。

 この神社はフルーツパーク備前の南西約400mに鎮座しています。入口付近はサワサワと涼やかな葉音が聞こえるような竹林に覆われ、明神鳥居に架かる額には「八幡宮」と書かれてあります。ここから境内入口に建つ随神門までは石段の参道が続き、途中右側には磐座が祀られていると思われる鞘堂が建っています。随神門の後ろの石垣上には安政2年生まれの備前焼宮獅子が睨みをきかせており、明るい境内中央奥には唐破風付きの拝殿、幣殿、本殿が建立され、境内社も4社祀られています。

 御祭神:殿上西神、殿上東神、武甕槌命、姫大神、齋主神、天兒屋根命
 祭礼日:5月9日・春祭、7月19日・夏祭、10月第1日曜日・秋祭
 境内社:高良神社、稲荷神社、保食神社、荒神社
 由緒:旧村社で、本国総社神名帳に「殿上西神社」また、山本氏本に「従五位殿上西明神」と記載されている。備前国128社の1社である。
 佐山の北に元山という高山があり、その山の尾の南方(3尾ある中の中央の尾を殿上山という)の右の尾を西宮山という。この中に鎮座する神社が殿上西神社であり、東の宮山に鎮座する神社が殿上東神社であり、その中央の尾に鎮座する神社が春日神社である。
 明治42年殿上東神社と春日神社を合祀する。
 国主池田家から明治4年まで社領1石の奉納があった。
(「岡山県神社庁公式サイト」より)

社頭 社号標
入口の明神鳥居 鳥居に架かる額「八幡宮」
鳥居後ろにいる昭和63年生まれの狛犬
吽には角があり、威厳に満ちた堂々とした姿をしています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和63年(1988)12月吉日建立)
石段参道の様子
石段参道右側に祀られる磐座鞘堂
境内入口に続く石段参道
随神門
境内入口にいる安政2年生まれの備前焼宮獅子
狛犬の拡大写真はこちらで
(備前国伊部村住・木村盛治清近作 安政2年(1855)乙卯6月望浚1日建立)
拝殿
拝殿屋根上にいる瓦材の狛犬
拝殿軒下に置かれた先代瓦材の狛犬と鯱
幣殿と本殿
境内社:高良神社 境内社:稲荷神社
境内社:保食神社 境内社:荒神社
注連縄の張られた磐座