矢作神社

西蒲原郡弥彦村矢作(平成18年5月3日)

 この神社は29号線の矢作信号から北にはいると約400m右側に鎮座しています。
 元々この社地には慶長11年(1606)創建の赤崎神社(須佐之男命,天香語山命,乙訓好連命)が鎮座していましたが、昭和36年の第2室戸台風により矢作地内の諏訪神社(建御名方命)、石動神社(石動彦命)、住吉神社(底筒男命,中筒男命,表筒男命)が倒壊したため、昭和46年この3社を合祀し、地区名を社号とし、矢作神社を建立しました。(新潟県神社探訪参照)
 赤崎神社には昭和初期に弥彦神社より舞衣装が下されたのを機に、国上村より里神楽が伝承されましたが、戦時中一時中断しました。それが昭和36年に又復活し、昭和50年には無形民俗文化財に指定され矢作奉納里神楽舞として、毎年4月24日、矢作神社の祭礼時に、宮清祓(みやきよばらい)・地久楽・田の神・真苗(まない)・天河・事代主・久奈戸・神勇・出雲開・鹿島・道行・四神・鏡造の13舞が、特設舞殿で奉納されています。

神社入口と両部鳥居
 明治38年生まれのおでこ狛犬。
この石工さんの作品は、弥彦村上泉の諏訪神社にもありました。
その子達は一段とおでこでしたが、老成した感じでにこやかでした。
この子達は若々しいですが、引き締まって厳つい感じがします。
玉を手の上に乗せるポーズは大変珍しく、大阪・堺市の開口神社など、
この子で三対目のような気がします。
(石工・若槻 八十八刻  明治38年11月吉日建立)
拝殿 本殿