曽根神社

新潟市西蒲区曽根 (平成18年5月5日)

 この神社はJR越後線・越後曽根駅の東南東約450mに鎮座しています。
 広い社地を持つ神社で、市指定天然記念物の御神木の大欅と、毎年8月末の金曜日から日曜日にかけて行われる秋季大祭・傘ぼこを先頭に山車、御稚児様や鉄砲持、御供人など約500人が本町通りを練り歩く越後傘ぼこ行列が有名です。傘鉾は江戸時代から同地区に伝わり、町の富裕な商人が家の繁栄を願うとともに、豊かさを誇示したことが始まりとされています。
 案内板によれば、創建は不詳ですが、社伝によると永禄3年(1560)上杉輝虎公が見帯部落に鎮座していたこの社を、現在の二の鳥居付近に遷座したとのことです。当時、欅は西川の堤防上にあったと伝えられていますが、その後境内地が拡張され、神社もそれに伴い現在地に遷座。欅の大木も神殿の前に位置することになったと伝えられています。

神社入口と社号標 参道と境内の様子
拝殿 市指定天然記念物・御神木の大欅
推定樹齢450年と言われています。
境内社・氷川神社
氷川神社の年代不明、出雲丹後狛犬。損傷が激しく、
阿は顎のあたりがありませんし、吽も顔つきは良く分かりません。
これは御当地製ではなく、出雲の地から出向してきたものと思われます。
境内社・古峯神社。入り口と拝殿。
古峯神社本殿覆い屋 神楽殿
境内社・開運稲荷社 歳徳殿