琴平神社

新潟市西蒲区曽根 (平成18年5月5日)

 この神社は旧西川町・曽根地区の西川の右岸と374号線の間に鎮座しています。
 この神社は同地区の曽根神社と共に、毎年8月末の金曜日から日曜日にかけて行われる秋季大祭・傘ぼこを先頭に山車、御稚児様や鉄砲持、御供人など約500人が本町通りを練り歩く越後傘ぼこ行列が有名です。傘鉾は江戸時代から同地区に伝わり、町の富裕な商人が家の繁栄を願うとともに、豊かさを誇示したことが始まりとされています。3日間行われるこの例祭の中日に曽根神社から傘鉾がここ琴平神社に御渡し、最終日にまた曽根神社へと戻っていくようです。
 拝殿内の案内によると、その昔加賀の国司だった藤原師高の末裔が、紆余曲折の末ここ曽根村で里見屋という屋号を持つ商人となり、元治元年(1864)に当主里見屋加藤卯平治が、この地に神殿を建立したのが始まりのようですが、その後のことは丁度提灯の影になり所々しか読めません。どうもすぐ傍を流れる西川の航路の安全と、曽根村の発展を祈願し、崇敬されていたようですが、詳しくは分かりません。悪しからず。詳しくは下記写真でどうぞ。

神社全景 社殿内の様子
年代不明の狛犬。
表面がボロボロで、顔つきなど、もうよく見えません。