須佐之男神社

大和郡山市上三橋町353(平成23年1月5日)

東経135度49分3.43秒、北緯34度38分34.07秒に鎮座。

 この神社は754号線と51号線が交わる上三橋町信号から西に約120m、蛇南坊池と51号線を挟んで北側に鎮座しています。
 石段を数段上がると稚児柱が片側にしか付いていない両部鳥居が立っていて、突き当たりの手水から参道は右に曲がります。もう一度突き当たると左に拝殿が建立され、その奥の鳥居の立つ玉垣内に春日造りの本殿が建立されています。本殿両脇には境内社が配され、境内最東には「遥拝所」の碑があります。

 御祭神:素盞鳴男尊
 祭礼日:5月12・13日
 境内社:二社
 由緒:往古は牛頭天皇社と呼ばれ、大和北部八十八ヶ所霊場・第六十六番霊場 超願寺の鎮守社だったと伝えられているようですが、創建時期等は不明です。
 又、この社は俗称「ちょんがりの宮」と呼ばれているそうですが、サイト「ななかまど」内の「大和郡山市の伝説」に次のような伝説が紹介されています。
 『上三橋の須佐之男神社を俗にちょんがりの宮と呼ばれている。この境内に、その昔、超願寺という寺があった。須佐之男命は、
 「いつもまっこうくさい仏さまと一しょにいるのはつらい。」
というので、毎夜、前の池に大蛇に化けて水浴されるので、村人は気の毒に思って、超願寺の本尊を村の西にうつし、堂は奈良の高畑にうつした。超願寺がなまって、ちょんがりの宮となった。』

社頭
入口に立つ稚児柱が片側にしか付いていない両部鳥居
参道の様子
拝殿
拝殿前にいる安政6年生まれの浪速狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(安政6年(1859)己未9月建立)
本殿前に立つ二の鳥居
本殿
右脇殿 左脇殿
遥拝所
鎮守の杜の様子