遠瀛(おきつみや)神社

山辺郡山添村松尾376(平成23年1月4日)

東経135度58分5.28秒、北緯34度40分24.25秒に鎮座。

 この神社は奈良市の東部を南北に通る369号線から80号線で布目ダム方面へ向かうと松尾地区に鎮座していますが、分かりづらいので近くまで行ったら地域の方にお聞きするのが最善の方法と思われます。
 入口には木製の一の鳥居が立ち、石段を上がると社号標と二の鳥居が建立されています。境内は明るく清々しく、中央に開放的な拝殿、その奥の石垣の上、板塀で囲まれた中にとても綺麗に彩色された本殿と境内社が二社建立されています。

 御祭神:市杵島姫命
 祭礼日:10月14・15日
 境内社:二社
 由緒:古文書不備にして詳ではないが、或説に神武天皇日向より大和に御入りになるに当り、海路大勢の水軍を率いてお出ましになり、その寄港地に海上交通の神を祭り進み給うと伝えられ、その第一は安芸の厳島であり、その後浪速より入り給えるが利あらず。紀州を回り熊野より、天川、宇陀を経て天王、松尾、富雄と進まれ大和を平定し給うとある。その休息地に神を祭り祈り給いしより神社(海上の神)が出来て、古くからその地域の中心地として近代に至ったのである。

社頭
入口に立つ木製の一の鳥居
境内入口に立つ二の明神鳥居 社号標
境内の様子
拝殿
本殿の建つ上の境内全景
本殿
境内社二社
十三重の塔 境内社?