板蓋(いたぶき)神社

高市郡明日香村川原931(平成23年1月8日)

東経135度49分9.86秒、北緯34度28分10.91秒に鎮座。

 この神社は川原寺裏山遺跡に鎮座しています。1974年の発掘で、神社境内脇から大量の塑像や甎(せん)仏の破片が発見されたそうです。
 155号線から真っ直ぐ北に進むと、最奥に小丘に向かい真っ直ぐな石段が付けられ、その途中に鳥居が建立されています。直登して境内に上がると、正面には何も見えず、右に山車庫、左に割拝殿と狛犬が護る本殿が建立されていますが、拝殿と本殿はそれぞれが境内を挟んで建っているので、普通の神社のように拝殿から本殿に向かって参拝する…ということは出来ません。それとも割拝殿のように見える建物は座小屋なのでしょうか?地域によって神社の造りはかなり変わっているので、他所者には分かり難いですね。

 御祭神:応神天皇、仲哀天皇、神功皇后
 祭礼日:10月1日
 境内社:宗像神社(市杵嶋比賣命)、龍神社(豊玉比賣命)、八阪神社(素盞嗚尊)
 由緒:旧村社ですが、勧請年月・縁起・沿革等は不明です。

社頭
石段参道途中に立つ明神鳥居
石段参道の様子
境内入口
境内の様子
割拝殿?座小屋?
狛犬が護る上の境内入口
本殿玉垣前にいる元治元年生まれの浪速狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(元治元年(1864)甲子12月建立)
本殿
境内社 山車庫