素盞鳴命神社

高市郡高取町森 (平成23年1月8日)

東経135度47分24秒、北緯34度26分59.63秒に鎮座。

この神社は、近鉄吉野線・壺阪山駅の北西1km程の辺り、岡宮天皇陵の東隣に鎮座しております。天皇陵といい、神社といい、普段は訪れる人も希と思われる長閑な雰囲気の神社です。昔はもう少し西、つまり天皇陵の上にあったようです。それが、明治になり、畏れ多いと言うことでしょうか、現在の地に遷されたということです。由緒書は無いのですが、現在の御祭神は勿論「素盞鳴命」。明治以前は牛頭天王であった筈です。

参道入口。左手の石段は岡宮天皇陵へと続く階段。

参道

境内

社殿前の浪速狛犬。拡大写真はこちら。
(慶応2年(1866)丙寅8月建立)

社殿


庚申塔

社務所


岡宮天皇 眞弓丘陵 宮内庁

岡宮天皇というあまり聞き慣れない天皇は、天武天皇と持統天皇の間に生まれた皇子。しかし、天皇として即位することなく、若くして死んだ。享年28歳。この人が若くして死ななかったら、持統天皇は即位することは無かったと思われます。

神社より見る天皇陵