桜井市馬場(平成19年1月3日)
この神社は大神神社二の鳥居から左、北に向かって約150mに鎮座しています。正式名は「大直禰子神社」といい、大神神社の境外摂社です。鎮守の杜はありますが、境内は伸びやかで気持ちよく、又、大神神社系には珍しく狛犬の姿があります。
境内の案内板には
御祭神:大直禰子命(大田田根子)
配祀:少彦名命、活玉依姫命
御例祭:4月8日
由緒:御祭神大直禰子命は、御本社大物主大神の御神孫で、第十代崇神天皇の御代に神託によって茅渟県陶邑(堺)より大神神社の初代神主として召されました。大神氏の始祖であります。
この神社は、奈良時代には大神寺、鎌倉時代には大御輪寺として、本地仏十一面観音(現在国宝・聖林寺安置)と併祀されていましたが、明治の神仏分離以後は大直禰子神社として祀られており、社殿は国の重要文化財に指定されています。
昭和61年より3ヵ年に亘り、調査・解体修理が行われましたが、用材の中には創建当初奈良時代後半のものが使用されていることがわかりました。
とあります。