大神神社

桜井市粟殿字屋敷495(平成19年1月3日)

 この神社は桜井駅の北約700mの市街地に鎮座しています。地図には地名を冠した粟殿神社とありますが、社号標でも大神神社とありますし、参拝に来ていた方にお聞きしても三輪の大神神社からの勧請でここも大神神社という社名で良いのだそうです。

 御祭神:大物主命、天児屋根命、金山彦命
 例祭:5月7日
 由緒:創建は不詳で、江戸時代は春日大明神と称していましたが、神仏分離の行われた明治7年に天児屋根命を主神として春日神社と改称しましたが、その後、明治37年5月に大神神社と改めました。旧村社で式内社の桑内神社に比定する方もいるようです。境内社として愛宕神社・金比羅神社・春日神社が祀られています。

神社入口
社号標 割拝殿正面
社額には「春日大明神・三輪大明神・蔵王権現」とあります。
本殿正面 一間社流造銅板葺の本殿
嘉永元年(1848)生まれの若々しく溌剌とした狛犬。吽には小さな角が付いています。
(嘉永元年(1848)9月建立)
本殿脇にいて良く見えなかったのですが、木彫の神殿狛犬です。上向きで遠吠えをしている様な姿をしています。耳が垂れ、長い鬣と、付け根は渦巻き先は尖らせた尾を持っています。神殿狛犬としてはさほど古い物ではなさそうです。