石寸(いわれ)山口神社

桜井市谷502(平成19年1月3日)

 この神社は近鉄大阪線・桜井駅の南南西約750m、新興住宅地の中にかろうじて残った菰池の北に鎮座しています。

 御祭神:大山祇神
 由緒:式内石寸山口神社は、「大和志」に双槻(なみつき)神社と呼ばれていたこともあり、用明天皇の磐余池辺雙槻宮(いわれいけべのなみつきのみや)の跡地である、とする説があるそうです。元の社地は現在よりやや南にあったとされ、最近その場所から「双築(なみつき)古墳」が発掘されています。
 鳥居脇の案内板には、桜井木材協同組合・奉賛会により
 「大山祇神は伊弉冉尊の生み給うた山の神にて磐余の大地を守護せらる山の神水の神として御祭祀になり、上古より朝野の崇敬厚く中にも当社は大和の六山口神社の一社に数えられ、延喜式内の大社に列せられた。近世以来、桜井木材業界繁栄の守護神としてその崇敬を高めている。」とあります。

神社入口
割拝殿 本殿
神社前の菰池(こもいけ)の様子