天神社

奈良市高畑町1049(平成23年1月5日)

東経135度50分24.68秒、北緯34度40分28.82秒に鎮座。

 この神社は春日大社南の荒池や浮見堂で有名な鷺池南に鎮座しています。
 参道入口には注連縄の掛かった磐座が置かれ、坂道と石段の参道を上がると鳥居。1700年代後半の素晴らしい狛犬を見た後は割拝殿形式の神門か長床の様な建物を潜ると境内に入ります。境内入口には二頭の牛さんが寝そべり、静かで綺麗な境内には変わった造りの拝殿と瑞垣内に本殿が建立されています。境内左右には境内社が数社祀られ、広々とした神楽殿や静かに水を湛えた神池があります。

 御祭神:少彦名命、菅原道真
 祭礼日:7月第四土・日曜日
 境内社:惣霊社、秋葉社、稲荷社、柿本社、祓戸社等
 由緒:当神社の境内地を含むこの丘陵一体は、平城京がわが国の首都であった八世紀、平城の飛鳥とよばれた聖地でありました。ここにまず祀られたのが国つ神の中心の一柱である少彦名命で、手間天神とよばれ医薬や学問の神としてあがめられました。
 平安時代になって、奈良の菅原の地を出自とする菅原道真の名声が高まり、道真の霊を祀る天満宮が各地に奉祭されるのにともなって、ここの神域にも相殿が建てられて御霊信仰の主神であり、学問勉学の神でもある菅原道真公の霊(天満天神)が併せ祀られることになりました。社伝によると平安時代の白河天皇の時であるということです。
 その後、元興寺禅定院あるいは興福寺大乗院の鎮守となり、近世には奈良奉行や近郷の信仰を集めて現在に到りました。

社頭
参道入口に置かれている磐座
坂道と石段の参道の様子
東参道との合流地点に立つ木製鳥居
鳥居後ろにいる明和2年生まれの狛犬
吽には角が付き、すっと背筋を伸ばした、実に堂々とした良い狛犬です。後ろに垂れる鬣はストレートで、尾は火炎のように別れながらも背に張り付いています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明和2年(1765)乙酉8月10日建立)
割拝殿形式の神門?長床?
境内入口
境内入口に居る神使い・牛さん
境内の様子
拝殿前、明治35年生まれの狛犬
スリムな体つきで、若々しい感じがします。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治35年(1902)4月吉日建立)
開放的、且つ変わった造りの拝殿
拝殿内の様子
本殿
境内社:惣霊社 境内社
境内社:祓戸社
境内社:秋葉社
境内社:稲荷社
境内社:柿本社
神楽殿
神池