奈良市雑司町手向山(平成17年1月3日)
御祭神は品陀別命(応神天皇)、足仲彦命(仲哀天皇)、比売大神、 仁徳天皇(大鷦鷯命)です。昔は手向山八幡宮・東大寺八幡宮とも呼ばれていて、大仏鋳造に宇佐八幡の神助があったことで749年に宇佐から勧請されたもので、東大寺の守護神として深く崇敬されていた様です。しかし明治維新の神仏分離によって独立しました。本殿は三間社が三つ接続した入母屋造で合いの間を設けた形になっています。中殿には品陀別命、右殿に足仲彦命と息長帯姫命、左殿に比売大神を祀っています。また手向山神社本殿・若宮本殿・楼門・南御廊・北御廊・神楽所は奈良県文化財に指定されています。
東大寺の東側に位置するこの神社は若草山の山裾に辺り、長い階段と深い森に囲まれた、本当の神域とはこのような所を云うのだろうと思わせる雰囲気を漂わせた、静かな佇まいを見せていました。
(嘉永6年(1853)正月吉日建立)
(明治27年9月19日建立)
(安政4年(1857)2月建立)
(安政4年(1857)2月建立)
(鎌倉時代建立)
運慶作といわれている市文化財指定の神殿狛犬。吽は角付
東大寺大仏殿から見た神社入口
入口左手にいたライオン像
神社入口、明神鳥居
入口の江戸末期の浪花狛犬
華やかな神門
お手水の蛇口も狛がくわえて
本殿前・手前にいる厳めしい浪花狛犬
本殿前・奥にいる珍に似た浪花狛犬
立派な拝殿
三棟続きの本殿
境内社・若宮神社
御祭神は、大鷦鷯命。
本殿は切妻造向拝付、
前方に神楽殿。
若宮社の神殿狛犬。阿吽の鬣が異なり吽は枝分かれの角付
人の良さそうなホンワカ狛犬。顔の周りの巻き巻き鬣が面白い