狭岡神社

奈良市法蓮町604(平成23年1月4日)

東経135度49分8.03秒、北緯34度41分27.63秒に鎮座。

 この神社は奈良高校の西、一条通りから北へ延びる道の突き当たりに鎮座しています。入口の鳥居を潜って、鬱蒼とした森の中の石段参道を登ると、左側には狭穂姫伝承の鏡池や狭穂姫伝承の地があり、万葉歌碑も立っています。石段参道は「天満宮」標石のある突き当たりで左に曲がり、すぐに境内に入ります。入口から見ると拝殿は横向きに建立され、相対するように御供所が建てられています。本殿は石段を数段上がった瑞垣内に建立され、左右に脇社も祀られています。
 参道や境内にはいたる所に狭穂姫に関する丁寧な案内があり、又、丘全体が神域という感じで参道や境内・社殿など行き届いた維持管理がされて、氏子さん達の崇敬の念が伝わってくる神社でした。

 御祭神:八座:若山灯V神、若年之神、若沙那賣之神、彌豆麻岐之神、夏高津日之神、秋比賣之神、久々年之神、久々紀若室葛根之神、
 祭礼日:10月9日
 境内社:右側:天照大神、伊弉諾大神、八幡大神、住吉大神、春日大神、天満大神、左側:事代主神、地主之神、金山彦神
 由緒:延喜式神名帳に記載されている神社3132座の内にある。(わが国における現在の主要神社の総数112709社)
 霊亀2年(715)藤原不比等{娘は聖武天皇妃光明皇后}が招幣建立
 仁壽2年(852)從五位の下
 延喜年間(901〜923)延喜式神名帳に記載される。
 (901年)管原道真が左遷される。
 (939年)平将門の乱

社頭
入口に立つ一の明神鳥居 社号標
「延喜式内狭岡神社」
二の両部鳥居
緩い石段参道の様子
石段参道左にある狭穂姫伝承の鏡池(姿見池)


石段参道左・狭穂姫伝承地


万葉歌碑
石段参道は突き当たりで左に曲がります。
石段参道突き当たりにある「天満宮」標石
境内入口
社殿と向き合うように建てられている御供所
境内の様子と社殿全景
拝殿
拝殿から見る本殿参道と入口・瑞垣
拝殿と本殿の間に建立されている建立年代不明の浪速狛犬
吽には小さな突起があり、鬣や臑毛が派手な狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
本殿入口に立つ木製鳥居
本殿
右脇社:
事代主神、地主之神、金山彦神
左脇社:
天照大神、伊弉諾大神、八幡大神、
住吉大神、春日大神、天満大神
鎮守の杜の様子
ご神木