御本殿から水谷神社
二の鳥居から祓戸神社前を通り、宝物館北を過ぎると車祓所があり、その東に船戸神社が鎮座しています。船戸神社参拝後右に曲がり貴賓館脇の石段を上がると左角に総宮神社、並んで一言主神社も鎮座しています。道路の反対側には大きな藤棚が造られ、5月にはさぞかし綺麗なお花が見られるのだろうと思わせます。
この道路は御本殿から摂社:水谷神社まで続く「水谷道」といい、最後は緩い石段を降った突き当たりに水谷神社が鎮座しています。この社には瑞垣の隅にはご神木・イブキが聳え、杉との共生から「水谷神社の寄生木」と呼ばれています。
末社:船戸神社
例祭:6月5日
古く「岐、投杖神(なげつえのかみ)是也」とあって、この投杖神は伊弉諾尊様が黄泉の国から逃げ帰るとき、投げられた杖から生じられた神で、旅行などで移動中寄りつく悪霊を防ぐ神、つまり塞ぐ神というところから、やがて旅人ら道行く人々の災難を防ぎ、交通の安全を守る塞神(賽神)次いで道祖神となりました。交通安全の守護神として尊崇されています。
末社:船戸神社社頭 |
|
船戸神社境内入口 |
|
社号標 |
船戸神社社殿 |
|
|
船戸社旧社地 |
|
境内社:総宮神社
例祭:6月15日
平安時代初期に興福寺境内に創建。明治以降に春日の境内にお遷しされ現在に至っています。八幡様・春日様・伊勢様をはじめ多くの神々様を御祭神としています。ことに衣・食・住の「住」をつかさどる御社として崇敬されています。 |
|
社号標 |
総宮神社社殿 |
|
|
総宮神社と一言主神社の間に立つ鳥居の奥には水の無い池があり、小さな社殿跡のような痕跡が残っています。 |
|
|
末社:一言主神社
例祭:6月15日
平安時代初期に興福寺境内に創建。明治以降に春日の境内にお遷しされました。“一つだけ願いを叶えてくださる”という御神徳から多くの絵馬が納められています。また、願いが叶った方より「御礼参鳥居」の奉納も数多く寄せられています。 |
|
一言主神社社頭 |
|
一言主神社社殿と山のように積まれた絵馬 |
|
一言主神社前の藤棚 |
|
摂社:水谷神社
例祭:4月5日
摂社で聖流水谷川に沿ってお祀りされており、上水谷・中水谷・下水谷の下社に相当し、素盞鳴命様・大巳貴命様・奇稲田姫様を御祭神としています。平安時代から幕末までの神仏習合時代は祇園精舎の守護神で医薬の神として尊崇され、「牛頭天王」とされていました。例祭は4月5日で、通称「水谷神社鎮花祭」として親しまれています。古くより霊験あらたかな神様として名高く、病気平癒や子授けを祈る人が多いお社です。 |
|
|
御本殿から摂社:水谷神社まで続く水谷道。最後は緩い石段を降った突き当たりに水谷神社が鎮座しています。 |
|
水谷神社社殿と相対して建立されている神楽殿? |
|
水谷神社社頭 |
|
水谷神社 鳥居と瑞垣 |
|
水谷神社社殿 |
|
|
水谷神社ご神木・イブキ |
|
|
水谷茶屋より眺める水谷川に架かる神橋と水谷神社 |
|
春日大社神苑の境内社