御霊神社

奈良市大安寺1-13(平成23年1月5日)

東経135度48分59.9秒、北緯34度39分56.32秒に鎮座。

 この神社は大安寺小学校の東約200m、芝池北に鎮座しています。入口には石の神橋が架かり、社号標と鳥居が立つ入口から参道が真っ直ぐに東に延び、社殿まで続いています。社殿の右奥には薄暗い森の中に神池やこの社を創建する元となった閼伽井があります。

 御祭神:高オカミ命(水の神)、善女龍王命(雨乞、水乞、止雨乞の神)
 祭礼日:10月10日
 由緒:御霊神社由緒記(神社看板)より
本神社は元石清水八幡宮と称す。(八幡神社)
 大同2年8月17日、大安寺の僧、行教和尚が、大安寺の鎮守社として築紫(大分)宇佐八幡宮より大菩薩を勧請せしとき、お供えする御手水閼伽井の水(石清水と号す)を求めて此処に、行教和尚の託宣により獨鈷を用いて掘らしめたところ、清湛な法水湧き出る。
 而して遥に男山八幡石清水に通じて、この水の保護を受けんがため、御井戸の守神として、高オカミ命、善女龍王命ニ柱の神を祀られた。
 現在農耕神、商い神、御霊神社と崇め奉る宮なり。
 其井戸は往時の原形は留めないが今も存在せり。

社頭
入口に架かる石の神橋 社号標
入口に立つ鳥居
参道の様子
社殿
閼伽井
冬枯れなのでしょうか?神池には殆ど水が見えません。