東大谷日女命神社

橿原市畝傍町69 (平成23年1月7日)

東経135度47分24.11秒、北緯34度29分15.52秒に鎮座。

 この神社は畝傍山南東中腹に鎮座しています。橿原神宮北神門からこの社への参拝途中で、結構沢山の人達と出会いましたが、全て畝傍山への軽いハイキングをされた方々でした。
 橿原神宮北参道から別れて畝傍山登山道を上がること約150m、鳥居が立ち「鎮守之宮東大谷日女命神社」の社号標が立つところから右に入ると、すぐ石段の参道があり、30段ほど上ったところに境内が作られています。境内は比較的狭く、すぐ目の前に狛犬が護る割拝殿が建ち、奥の石段上に本殿、左右に脇社が祀られています。
 下りは池田神社に参拝しようと若桜友苑管理事務所付近に降りましたが、木々の間から、なだらかな山容の畝傍山が間近に見えました。この程度の山ならば私達のようにある程度高齢になってからも手軽に上れる標高で、もし近場にこのような山があったら、お天気の良い日には気軽なハイキング気分で散策が楽しめ、老化防止には良いのではないかと羨ましく思いました。

 御祭神:姫蹈鞴五十鈴姫命
 祭礼日:10月8日
 境内社:豊受神社、春日社
 由緒:旧無格社。創造は不明であるが、徳川時代に於いては、氏神 熊野神社として明治11年頃まで熊野権現を祀りされていた。その頃の祭神は、伊弉册尊だった。
 明治20年頃から、当社を式内社・東大谷日女命神社とし、祭神を、神功皇后へかえたが、その後、姫蹈鞴五十鈴媛命に再度の変更。明治35年、社名を東大谷日女命神社に変更した。

 尚この社は「延喜式内社、大和國市郡、東大谷日女命神社」と「延喜式内社、大和國市郡、畝火山口坐神社、大、月次新嘗」の論社となっています。

神社入口に建つ明神鳥居
社号標
鎮守之宮東大谷日女命神社」
庚申堂
入口広場の様子
石段参道
境内入口
拝殿前、建立年代不明の浪速狛犬
奈良では珍しく、吽が子狛を連れています。
狛犬の拡大写真はこちらで
割拝殿
割拝殿中央扉
割拝殿中央扉から見た本殿
本殿
右脇社:豊受神社 左脇社:春日社
周囲の森の様子
神社下、若桜友苑管理事務所付近から見える畝傍山