天岩戸神社

橿原市南浦町772(平成23年1月8日)

東経135度49分12.23秒、北緯34度29分24.09秒に鎮座。

 この神社は畝傍御陵前駅の東約2km、天香久山の南麓に鎮座しています。入口に石の神橋が架かり、社号標が立っています。鳥居を潜り参道を進むと拝殿が建ち、その後ろに拝所・玉垣があり、三輪鳥居のような神門が建立されています。
 真竹の竹林の中には本殿は無く、天岩戸神話にまつわる伝承が残る巨石が四個あり、古代の祭祀形態を残した神社といえます。
 この社は又、式内社・坂門神社の論社となっています。

 御祭神:天照皇大神
 祭礼日:9月16日・岩戸祭
 由緒:天香山南麓、南浦集落のほぼ中心に南面して鎮座し、天照大神を祀る。「古事記」「日本書紀」の神話にみられる天照大神の岩戸がくれされた所と称し、今もなお巨石四個があって、大神の幽居した所と云える岩穴を御神体とし神殿はなく、拝所のみという古代人の原始的な祭祀形態を残している。
 玉垣内には、真竹が自生するが、これを往古より七本竹と称し、毎年七本ずつ生え変わると伝えられている。

社頭
入口に立つ社号標と明神鳥居
参道の様子
境内入口
拝殿
玉垣と三輪鳥居のような神門
磐座が鎮座する神社後方、真竹の竹林
竹林内の磐座・巨石四個