橘神社

雲仙市千々石町己529(平成24年8月19日)

東経130度12分31.97秒、北緯32度46分59.38秒に鎮座。

 この神社は千々石中学校東に鎮座しています。その更に東の丘陵上には釜蓋城跡があり、ここからは千々石町が一望出来ます。
 57号線から参道入口に立つ大門松で有名な一の鳥居が見え、すぐ傍には社号標と共に橘周太陸軍中佐銅像も立っています。参道途中で千々石川に架かる軍神橋を渡り、雲仙市千々石相撲場や、天正遣欧使節でローマまで赴いた千々石ミゲル、江戸時代中期の南画家釧雲泉の記念碑等を見ながら、桜並木の中をなおも進むと、千々石中学校に突き当たり、ここから参道は東に向かいます。社務所正面に橘中佐の生家の一部を移転した橘中佐遺徳館があり、さらに一段上がった所が境内入口で二の鳥居が建立されています。境内に入ると正面に狛犬が護る入母屋造りの拝殿、後方の塀内に流造りの本殿が建立されています。
 一の鳥居から境内入口までは約400m、参道左右に約800〜1000本の桜が植樹されており、又、軍神橋の下方には涼やかな河川公園が整備され、参拝と共に散策が楽しめる、素晴らしい環境の元に鎮座されている神社でした。

 御祭神:橘周太陸軍中佐
 祭礼日:9月16日
 由緒:1940年(昭和15年)の創建。地元出身で日露戦争に従軍、遼陽の戦いで首山堡高地にて戦没した橘周太陸軍中佐(没後昇進)を祀る。
国道57号に面して大鳥居があり、境内には北村西望による橘の銅像やいずれも地元出身である天正遣欧使節でローマまで赴いた千々石ミゲルと江戸時代中期の南画家釧雲泉の記念碑がある。また、境内を含む公園はサクラの名所としても知られている。
 長崎県内では、諏訪神社(長崎市)に次いで二番目の正月参拝者数を誇る。神社の背後には菅原道真公を祀った天満神社がある。
 毎年1月の大寒の日に近くの千々石川で寒中みそぎが行われる。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

57号線から見える参道入口
参道入口に立つ一の明神鳥居 社号標「縣社橘神社」
「千々石の大門松」案内板
「千々石の大門松」案内板より写真拡大転載
橘周太陸軍中佐銅像
参道の様子
参道途中、千々石川に架かる軍神橋
軍神橋の下には千々石川沿いに河川公園が整備され、静かな散策道が続いています。
参道左右に植えられた約800〜1000本の桜の木を見ながら参道を登って行きます。
雲仙市千々石相撲場
千々石中学校に突き当たると、参道は東に向かいます。
石段参道
手水舎
橘中佐遺徳館とさざれ石
社務所正面に橘中佐の生家の一部を移転した橘中佐遺徳館があり、橘中佐の数々の遺品が展示されています。
境内入口
境内入口に立つ二の明神鳥居
境内の様子
拝殿前、昭和15年生まれの狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和15年(1940)2月日建立)
入母屋造りの拝殿
拝殿前から本殿を望む
塀内に建つ流造りの本殿

忠霊塔 奉名殿
釧香泉之碑 原爆慰霊碑

ご神木・楠
ご神木・楠

境内入口から参道を振り返る