宗像社

雲仙市千々石町乙1161(平成24年8月19日)

東経130度11分38.82秒、北緯32度46分32.47秒に鎮座。

 この神社は千々石漁港の製氷工場脇に参道の入口があります。大きな森の中央部辺りに木製の鳥居が立ち、手すりの付いた石段を上がっていくと、崖沿いに小道が造られ、石段や坂道が境内の入口まで続きます。境内参道に二の鳥居が建立され、中央奥に入母屋造りの拝殿、流造の本殿が建立されています。本殿の向拝下には全国的に見ても珍しい全身像の木鼻狛犬が見られます。又、大岩の上に小さな石祠が祀られています。

 御祭神:多紀理毘賣命、多岐津比賣命、狭依毘賣命
 祭礼日:9月15日
 由緒:無格社。海神三柱(ともに須佐之男命のむすめ神)を祀り、海運の安全を祈って創建されている。
(「長崎県神社庁公式サイト」と「雲仙市千々石町の史跡と行事 - 千々石ネット」より)

社頭
参道入口に立つ木製の一の鳥居 鳥居に掛かる額
石段の参道
千々石漁港から西に向かって約70m程続く石段と坂道登りの参道
境内入口の石段参道
境内に立つ二の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
境内の様子
入母屋造りの拝殿
何が原因なのでしょうか?屋根が壊れてしまった流造の本殿
本殿木鼻・狛犬
この様に全身像の木鼻狛犬は殆ど類例がありません。全国的に見てもとても貴重品だと思われます。これからも大事に補修し、残して戴きたいですね。

大岩の上に祀られる石祠の末社
拝殿前から入口を振り返る

神社前の穏やかな漁港の様子