天満宮

大村市乾馬場町(平成24年8月17日)

東経129度57分53.31秒、北緯32度54分59.96秒に鎮座。

 この神社は乾馬場町の東の外れ、藤の川と大上戸川の合流地点近くに鎮座しています。殆ど川縁に神社の入口があり、大上戸川に沿って参道が付けられています。入口には古い鳥居が建立され、「史跡長久寺跡」の案内が見られます。長久寺とは、大村市観光振興課『大村の歴史・まちなかの史跡再発見』によると、「太良山(たらさん)大権現の里坊で、富松山千手院長久寺という真言宗の寺があり、16代領主大村純伊(すみこれ)の三男、阿音法印が居住していましたが、 天正2年(1574年)キリシタンによって焼き払われました。 元和(な)9年(1623年)3代藩主によって再興されました。現在、その跡に天満宮の社殿とその傍に太良山法主の阿音法印および長久寺開山快翁法印の墓碑があります。」と言う謂われのある寺蹟だそうです。
 境内には拝殿と覆い屋内に石祠の本殿と御神像が祀られ、長久寺の五輪塔や墓碑も残されていました。

 御祭神は管原道真公と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく不明です。

社頭
入口に立つ鳥居
案内「史跡長久寺跡」 鳥居に掛かる額
参道の様子
境内入口
境内の様子
入母屋造りの拝殿
拝殿内の様子
本殿鞘堂
石祠の本殿と御神像

五輪塔 長久寺法印の墓碑

大上戸川対岸で魚を狙っていた白鷺