矢上八幡神社

長崎市矢上町12-60(平成24年8月17日)

東経129度57分09.27秒、北緯32度46分15.43秒に鎮座。

 この神社は矢上小学校北に鎮座しています。住宅の間の路地奥に石段参道入口があり、大楠を脇に見ながら参道を上がって行くと、境内入口に鳥居が立ち、正面は学校のグラウンド。右手に二の鳥居が立ち拝殿・本殿が横向きに建立されています。面白いのはその拝殿の向拝の柱を狛犬が支えていることで、こんな風に狛犬が使われているのは始めてみました。長崎は古くから海外に開かれた土地でしたが、狛犬のアイデアも固定観念に囚われず、自由な発想が取り入れられているのでしょうか?

 御祭神:応神天皇
 祭礼日:不明
 由緒:寛文7(1667)年創建。神社東側を流れる八郎川は鎮西八郎為朝に由来する名だそうですが、弓の名手であった八郎は、この地から約800m程北に架かる八郎橋より、この大楠を的にして弓を引いたという伝説も残っているそうです。

石段参道入口
境内入口と一の明神鳥居 鳥居に掛かる額
境内の様子
拝殿前に立つ元文2年(1737)建立の二の明神鳥居 鳥居に掛かる額
入母屋造りの拝殿
拝殿軒柱を支える狛犬
今日まで数え切れないほどの狛犬を見てきましたが、拝殿を支える狛犬は初めてです。吽の鼻先は欠けてしまって残念ですが、はじめタイプで、丸い目が大きく、童顔の、とても可愛い子達です。長崎には狛犬が少ないように感じましたが、その分、特徴のはっきりした子達が多くて、遭遇できれば大いに楽しめます。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿内の様子
拝殿内に置かれている古い御神輿
流造の本殿

恵比寿様

ご神木の市指定天然記念物・大楠(県下第7位)
幹周り・10.20m   樹高・22.0m