長崎市上西山町(平成16年8月21日)
(昭和23年10月吉日制作)
長崎市民から“お諏訪さん”と親しまれている長崎総鎮守社です。
弘治年中(1555〜1557)、信濃の諏訪大社から分霊勧請され、当初現在の寺町にある長照寺付近に祀ってあったといわれています。戦国時代、キリシタン大名・大村氏の領地となり他教は排斥され、長崎の神社・寺は全て焼き払われてしまいましたが、キリシタン禁制後の寛永元年(1624)、肥前唐津の初代宮司・青木賢清が長崎奉行・長谷川権六に願い出て、現在の松森神社の場所に町内の諏訪神社・森崎大権現・住吉大明神を合祀し、長崎の産土神として創建しなおしました。
本殿は明治2年に再建され、拝殿は明治17年の造営です。
生き雛祭は3月3日、重要無形文化財指定の「長崎くんち」は、6月1日が小屋入りで、10月7〜9日にはかけ竜踊り・唐人船・オランダ船・ココデンショ等で賑わうようです。
現在の御祭神は建御名方命、八坂刀売命(やさかとめのみこと)です。
未だかってこんなに狛犬がいる神社はお目に掛かった事が有りませんでした。それぞれがとても個性的でよくぞこれだけ集まってきた・・・という思いで感心するばかりです。
(全国開運神社仏閣ガイド参照)
一番下にいた護国系狛犬
尊大で威張り系
広くて長〜い階段
階段の途中にある摂社にいたサーカス系狛犬
病魔退散大楠の前にいた狛犬
病気平癒にでも効き目が有る
のでしょうか?
顔面が欠けて痛々しい感じが
します。
立派な神門
大きく重厚な拝殿
神門の中にいた陶器製の神殿狛犬
社殿を守る鳩胸に鈴付きの狛犬
止め事成就狛犬
止め事願いのコヨリをこの狛犬の
足に結ぶと願いが叶うとされて
います。
この狛犬の口から出る名水を戴けば安産が叶い、
またこの水でお金を洗うと倍に増えるという信仰が有るそうです。
故事から願い事にはこの狛犬を廻して
祈念すればよいそうです。
この狛犬の口の中に手を入れて
心のトゲを取り除いて頂くそうです。
摂社・蛭子神社のカッパ狛犬
摂社を守っている狛犬。左右の耳と鬣模様が面白い。
この神社では一番古い物らしい。
スフィンクス顔の短足狛犬
摂社・稲荷神社の神使い狐。前面の稲の穂が珍しい。