大山祇神社

長崎市三和町157(平成24年8月18日)

東経129度51分17.90秒、北緯32度41分22.13秒に鎮座。

 この神社は長崎の市街地から499号線で南下してきて、鹿尾川が道路から離れ始めたら信号を左折。鹿尾川沿いに約400m程進むと右側に鳥居が建立されています。鳥居を潜り住宅の間の参道を約100m程南下すると、手水舎と大山祇参集館が配された駐車場兼用の下の境内に辿り着きます。十数段の石段参道が上の境内へと続き、正面に狛犬に護られた入母屋造りの拝殿、弊殿と階段、石垣上の塀内に本殿が建立されています。又、境内向かって右側に境内社の海神社が祀られていますが、ここにも面白い狛犬が居ました。

 御祭神は大山祇大神と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく不明です。毎年11月3日には長崎南部で「郷くんち」が執り行われるそうですが、この社でも「土井首くんち」が奉納されています。

鹿尾川沿いにある参道入口
参道入口に立つ一の明神鳥居 鳥居に掛かる額
一般道と共用の参道
下の境内の様子
下の境内左側に配された手水舎と大山祇参集館
上の境内へと続く石段の参道
上の境内の様子
拝殿前、建立年代が違う狛犬
阿吽共に玉を持っていますが、阿は標準体型で、吽は顔が大きくすご〜くずんぐりむっくりとした体型をしています。
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(阿・大正9年(1920)10月吉日 吽・昭和3年(1928)7月12日 建立)
入母屋造りの拝殿
弊殿と階段、塀内に本殿
流造の本殿

境内社:海神社入口に立つ明神鳥居 鳥居に掛かる額
海神社石段参道と境内の様子
海神社を護る変わった狛犬
阿吽の位置が反対で、台座も変わっています。まん丸い目玉が飛び出したように付けられ、眉間から鼻先に掛けてのしわが随分立体的に造られています。前肢はストレートで短く脇毛や臑毛が綺麗に表現されており、尾は4本の巻き毛とストレートに立ち上がった先が背中の下まで体に沿っています。雰囲気のある好きな狛犬です。
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石祠の小祠三基